梵玉日記



福島宮城

今年もむすびと東北に行ってきた。
忘れないことが ひとつ誰でもできること。
会いに行くことは できるかぎりしたいこと。

事故や天災 病気
誰にでも起こりうる
悲しみや痛み だけでなく
笑い 工夫 乗り越える知恵を
この目で見て 感じて
自分の血肉に刻んで生きたい。

日本人は 大多数の意見に身を任せる傾向が強いという。
テレビの言っていることを信じていれば
はみでないであろうと。
みんながいいと言うことが いいのだろうと。
その方が楽なのだと。

楽とは何なのか。
考えなくていいこと。
人生が自動的であったなら
退屈に殺されてしまうだろう。

何が豊かで 何が美しくて 何が面白くて
何が尊いのかを
自分で考え やってみて
心底感動するならば
仲間はきっといる。

だから最近はこわがらない。
そして 安心もしない。
生きるということは
そういうことなんだろうと朧気に理解している。
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# by bontama | 2018-06-26 23:35 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

静けさ 揺れた跡

昨日は地震で目覚めた。
死んじゃうのかしら。 思ったら
何事もなく また1日がはじまった。

今朝は入院していたNさんが亡くなった。
Nさんの長い人生は終わった。
Nさんは生きている間
ついぞ一度も爪切りをさせてくれなかったが
人生最後の入浴 顔を拭かせてくれた。

久しぶりに「むすび」の映画を観た。
7,8年前の映像
おじさんたちはともかく
観客も 支援者の何人かも
もうこの世にはいないことに
ことばを失った。

命があるからには 燃やしたいと思う。
なにを惜しむというのだろう。

馬酔木のモーニング。
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# by bontama | 2018-06-19 23:49 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

空白

6月にはいって
気圧変動甚だしく 記憶がとぶ。
頭痛 目眩 倦怠感

父の入院手術があって実家に帰ったり
仕事もやり
遊びもし
休んでいるような 動き続けているような
夢遊病のように
用事を右から左に操り
心は上の空なのだ。

朧気にかんがえる。
目的のない人生は苦痛だと。
大義名分もいらないし
何かを成し遂げなくてもいいが
既製の枠に沿ってただ歩くだけの
ことならば
楽だったにしても楽しかろうか。

自分なりの挑戦や 抵抗や 執着なくして
人生は色づくだろうか。

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# by bontama | 2018-06-13 22:38 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

雨後の虹

昨日ぎっくり腰。
今日は仕事もそこそこ入っており
ゆっくり動くようにして
無事に完了。

合間に高齢の女性のお見舞い。
独り身の彼女
病なのは目に見えてわかっていたが
病院に行け というだけでは
行くに行けない事情も
心の整理もあって
想像がつかない他人の人生に
どこまで関わるかは自分の決意次第で。

決めた距離の範囲の大小にかかわらず
続けることだ。自分のために。

一日中雨が降って
帰り道ようやく背中に陽があたる。
雨で澄んだ夕方の空に 鮮烈な太陽が雲間に照り返し
前を向くと虹、、、

なんでも人生のようだと思う癖があるのだけれど
今日の夕方の空も
まさにそうなのだった。

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# by bontama | 2018-05-30 23:03 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

ありがとうむすび

むすびという家族に仲間ができた
90代の男性
彼の書いた私記をみんなで回し読む
ささやかに共に食事をとり
生涯孤独だった彼が
続々人に出会う。
知らない人の横で一緒にごはんを食べる。
作業に加わる。
自作の歌を引き継いでくれる
場所ができた。
ようやくほっとしたのではないだろうか。
人生を 肩の荷をおろして
この場所に座って
いることを誰も咎めはしない。

むすびという場所の意味がずっとわからなかった。
意味がないと思ったことも
小さすぎて何もできていないと
重荷に思ったこともある。

今日ここで人々が出会い
年配者が自らの仕事をし
伝授し 生きている証を刻み
誰かの記憶の中で
生き続ける準備ができ
死んでもいいという
幸福な気持ちになったとしたら
それが報いだと
こんなに思ったことはなかったかもしれない。

今までだって 翌日から二度と来なくなった人もいる。
だけどこんな出会いがあるから
やめられない むすび。

自分もまた
生きている意味を与えられ
喜びの死への道を 歩ませてもらっているのだ。
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# by bontama | 2018-05-25 00:12 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

哀しみのあたたかさ

最近は商店街というものに縁がある。
義理と人情と引き際の大人の世界。
きたえられる。

話はかわり
西成で関わった台湾の若い男性たちを
慰労する小さな送別会。
長々しゃべらなくてもわかるのは
彼らは哀しみを見抜き
手をそっと当て
傷口を棘から守ろうとする
強さを持っているのだろう
ということ。

強いものや 大きなものや
楽なものに巻かれるよりは
手間のかかる方法で
自分を破り
嘘をつかないのが
結局楽しいんだと
誰かが 何かが 繰り返し
教えてくれる。

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# by bontama | 2018-05-24 00:16 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

ダメもとの秩序


昨日は週1回の日舞の稽古だった。
かれこれ15年 通っている。

師匠の踊りを盗み見ながら
美しさに息をのんで
どこまで近づけるかしら
感嘆の息。

忙しかった週末がおわり
また忙しい週末までに
しなければいけないことが山ほどある。

冬の花を夏の花に入れ替えて
シンボルツリーにはヒメシャラを迎えて
冬の上着を洗って
支払いも 納税も
抜かりなくやらなくてはいけない。

少しずつ 形成されてきた秩序。
無秩序は思ったよりは
楽しくなかった。
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# by bontama | 2018-05-22 13:24 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

輝くのは紫

引っ掻いたような細い月
一人称が「あたし」の老男
在日のオモニの豊かな御髪
今日は何かがエロチックで
悲しくて
口にした途端に粋ではなくなる言葉を
何度飲みこんだろう。
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# by bontama | 2018-05-18 01:42 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

new moon

ここ数年
小さく脱皮を繰り返し
心境としては
ひとりで 知らない町に住んでみたいような。
必要なものを取捨選択していったら
自分と
スーツケース2個分ぐらいの荷物だけかもしれない。

いただいたエンドウ豆で 豆ごはん。
甘い 他になにもいらない。
美しいものは
商売の道具になったり
ただの一時的な酔狂ではなくて
日常のなかに
無防備に飛び込んできたとき
心をうごかす。
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# by bontama | 2018-05-17 00:22 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

豊かな生活

ゆるゆるした日が続いて
畑に行って野菜をいただき 水を汲み
料理 掃除 ホームページの管理
体制を整えて。

こんな普通の日が
なつかしくなる時がくるかもしれない
と思えば ひとつひとつ大事にする。

お世話になった人とランチして
違う価値観や文化に触れたとき
わくわくしたり 拒否反応が起きたり
ドタバタだったけど
結果自分が変わり今があることを
感謝した。
たいした今でもないが
豊かさ という意味では
申し分がない。

多くを持つことが豊かさではない。
自己完結することが豊かさではない。
いつも人に囲まれていることが豊かさではない。

身軽に世界と 宇宙とつながること。
シンプルな生活
小さなこだわり 自分だけの美しい世界。

何を恐れるのか 考える。
死ぬこと
忘れられること
みじめになること

恐れの原点をちゃんと見れば
たいしたことはないはずだ。
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# by bontama | 2018-05-15 23:48 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)


生き方と自然のつながりを考えるぼんたまの日記
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