父が逝ってから まだ1年も経たないんだなぁ
いまだに帰り道 思い出して 涙が出る。
父がいたら何て言ったかしら。
ばかだなぁとか
お前はだからダメなんだ
なんてことは言わなかった。
いつもニヤっと黙って他人事みたいに
赦してくれた。
よほどの時だけ ちゃんと話した。
だから私は
仕事しながら踊って
今日は合間に団子をつくって
三味線の稽古をして
カーテンを縫う。
生活をちゃんとする。
食べること。工夫して自分なりの豊かさを追求すること。
人とは最初から本音で話すること。
いっぱい教わったことがあるから
自分を堂々とする。
そうしないと 父や 私に教えてくれた人たちに
申し訳が立たないものなあ。
自分を大事にすることは 好きなことだけをするのではなく
自分の中の先人たちを生かすことだ。
団子と白玉のちがいがわかった日。