日記というのはまとめて書くものではないと思いながら
日に日に 時間が貧しくなっていく。
妄想する時間が減り 考察はないままに
せめて感じて 記憶する。
祖母の一回忌で島根に帰っていた。
帰る場所がある、というのは年々ありがたく
我が家で行う初めての法事。目玉は、法事ケーキ。
法事饅頭がケーキになって この地域で流行っているらしい。
それも、テレビ番組で紹介されて逆輸入的に人気が出ている。
ローカル文化はこうして創られてきたのか。
法事ケーキはジャムの甘さがシンプルで思いのほかおいしかった。
釣りに行った。
収穫はなかったけれど 海に釣り糸を垂れながら
春のつめたい風に禊をして
2011年の震災の後 なぜか春が悲しくなったのを思う。
はじめて実家のちょびが明け方まで一緒に寝てくれた。