桜を見ていると きれいなんだけど
「はい 今のタイミングよ 見ておいて」と急かされているようで
少し心が苦しくなる。
満開にもりもり咲いた桜の軍団に出会うと
「おおっ きれい」とつぶやいて目を細めてしまうだろうけど
なんだか「はい 今年も見ました」というくっきりした区切り感が
ちょっと寂しい感じもする。
しばらく日舞の稽古が土曜日の昼間になったので
朝から友人と霧雨のなか散歩して お昼を食べて 稽古場に向かった。
何が大事なのか どうせ死ぬ人生を どう生きるのか
ぼんたまは 淡々と生きたいと思えるようになった。
無理に笑ったり 無理に怒ることもなく
草のように佇んで。(まあ無理だけど)
同世代の友人が
「いろいろ挑戦したり もがいたうえでそこに行きついたのなら
いいのじゃない?」
と言った。
人生は流れ流れて いつも違うステージで足をばたつかせる。