新開地でのライブに出演させてもらって4回目。
遠いのと いつもいっぱいいっぱいな中 準備も十分できず
だからこそぶっつけ本番しながら 持ってるものを出す。
はじめは「優等生だった」 今は「ちょっと艶がでてきた」とマスターが
感想を直球で投げてくれる。
つぶれた店が並び おっちゃんたちのカラオケが響く 場末のビル。
そこには 固い種に水をくれ あたたかさをくれ 自分で光合成できるように
縁もゆかりもないのに 見守ってくれる人たちがいて
世の中って案外やさしいって思える。
蛇の道はヘビ 獣道は一本道
隣に座った楽器奏者がそう言って
テレビに出るわけでもなく CDを売って暮らせているわけでもないけど
命がけで自分の世界を生きている人がいるもんなんだなと。
テレビといえば
テレビに出る人は二流 テレビに出たい人は三流
一流の人はテレビなんかに出ないよと 何か本で読んだ。