着物の着方がまずかったとき
歩くたびに裾が ぱーん ぱーん と広がって
なんかさえない一日になる。
むすびの方は本日公演が2つ決まり 新聞の発行やら
おじいちゃんたちとの旅行の段取りやら
多忙を極めるが
ようやく残暑バテからも解放されつつあり
足をのばして堺のパン屋さん「松波」に行く。
ベーグルサンドを食べながら お店のお母さんのつくった和布バッグを見たり
苦労の話 夢の話 人を思いやる話
今日は他にお客さんがおらず ぜいたくにしゃべる。
しんどいと思った時 毎朝3時に起きてパンを焼き店に立つ
このお店の母娘のことを思うと
自分は甘ったれてるな と思いなおすことができる。
そうして 少しだけ謙虚な気持ちになる。
肌寒くなると 猫が人恋しくなって
スゴロクは最近 割りばしのようにぴったりと寄り添って眠る。
今は一息のつきどころなのかもしれない。
夏の布団を仕舞う。