梵玉日記



<   2008年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧


ふたり旅

友人とふたりで はじめての旅行。
京都は美山に紅葉と休養を求めて。

かやぶきの里を歩いてはボーっとし
川をながめてはボーっとし
お茶を飲んで あんもちを食べて
ひたすら心を無にすることに専念した。

すり減るお年頃の我々は
仕事に 人間関係に 生活に
疲れて 体がキイキイいっている
たいして苦労もしていないけど。

ユースホステルに泊まった。
なんと一人旅の81歳のおじいちゃんがいた。
スローな所作。スローロリスのように ゆーっくり動くおじいちゃん
だけど ちゃんと電車やバスを乗り継いで ひとりでここへ来た。

若者や夫婦づれ ユースホステルはいろんな年代がそろって
家族のようだった。夕食後は柿をほおばりながら旅の情報交換をする。

81歳のおじいちゃんの素敵な趣味:
各地を歩くとき 郵便局で貯金をするそうだ。
そうすると郵便局の名前が通帳に刻まれていくー

81歳のおじいちゃんのことば:
「こうして旅ができるのは 自分が元気なのもあるけれど
家族が健康であること そしてさらに親戚も健康であること。
だから 自分はこうして旅にでることができる。みんなに感謝じゃ。」


遠い遠い京都の山奥には
何もなかったが
心にしみる空間があって
山間部に生きる人の生活を垣間見ながら
暮らし ということを切々と思った。
a0039320_2303334.jpg
 
[PR]
by bontama | 2008-11-27 23:02 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

紅葉 

むすびの関係の仲間で 赤目に行った。

おじいちゃんたちも一緒だから
最初からのんびりペース。
急な坂を上るたびに
振り返って おじいちゃんの表情を見る。

いつもは閑散としている赤目も
紅葉目当てに すごい人 すごい車
車で来なくてよかったなぁ!

渓谷沿いに 透きとおった水が豊かに流れて
遠く日に当たっている山々は 赤や黄色で色とりどり。
冷気を吸って 鼻がツーンときても
ありがたい感じがする。

無理して歩かずに 日の射す広場に戻って
バス停のところで買ったおむすび弁当を広げる。
「みんなで食べたらおいしいなぁ」
という独り暮らしのおじいちゃんの昨日のセリフがよみがえる。

心のこもったひとときに 疲れが吹っ飛んだ。
季節は秋から冬へと 駆け足で移ろっていっている。
[PR]
by bontama | 2008-11-23 20:36 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

あたたかい日

切羽詰まった日々がむすびに続いて
身体がちょっと疲れていた。

だけど 人は見捨てないもの。
励ましてくれる人や
手伝いに駆けつけてくれる人がいて
家に帰ってホッとしたとたん
じーんときた。

みんなが しんどい人生を送れているのが
わかった気がした。
寸でのところで 救われることもあるからだ。
誰かがやさしく差し伸べてくれる手を
信じられる限りは。
[PR]
by bontama | 2008-11-21 22:47 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

怒涛の10日間

気がついたら10日も経っていた。
パソコンは何度かつけたけど メールチェックするかしないか程度で。

東京から知人が来た。
奈良をゆっくり歩いた。麻のハンカチを買った。鹿の刺しゅう入り!
なにはなくても こうしておしゃべりできるお友達がいればなによりだと
思える今日この頃。 なんでも手作りする彼女に刺激されて
忙しさにかまけて 消費生活に流れていた自分を発見。反省~

実家に3日間帰った。母がパーティーを主催するというので
お手伝い。花を飾ったり 料理を準備したり 掃除したり
そういえば こんな特別な一日が近頃あっただろうか。
田舎のパーティーは 野菜中心の手作り料理の持ち寄りで
あったかい感じ。 青菜の白和えすら 特別な感じで。

あとはひたすら「むすび」に通った。
あさって発表しなければいけない紙芝居がまだできていないからだ。
今日も学生さんがいっぱい来てくれて 一生懸命手伝ってくれた。
むすびでは人のやさしい気持ちに触れられるから
切羽詰まっていても ほっこりできる。

昨日 紙芝居公演の帰り 認知症のメンバーが地下鉄で消えた。
血相を変えて 通った駅をひとつひとつ探し
駅長室に飛び込み 駅をうろつきまわって
結局彼は持っていたGPSのおかげで 住んでいる施設の人に無事保護された。

人とつき合うということは いい時も 悪い時も ひっくるめて
その人なのだと 深い深い都市の暗闇の中 不安に陥りそうになりながら
考えた。人は光なんだなぁ と。

冷たくて乾いた風が吹いて 着物の裾がひるがえって 団子になった。
[PR]
by bontama | 2008-11-18 21:36 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

紙芝居と日舞

むすびの紙芝居公演があるので つめたい雨の中 釜ヶ崎の事務所に向かう。
きのう子犬のように重なって 道端で酔って眠っていたおじさんたちは
こんな日はどこに行くのだろう と 考えてしまう。

今日も知っている人や 初めての人に会って
キリキリしたり ほっこりしたり
足早に過ぎて

一日を裏方として過ごしたのち
夕方からの日舞の稽古で 踊りを師匠に見てもらうのは
変な気分。

見えないところから 見られるところに立つときの
ドキドキ感。 一日のバランスがとれたのか 疲れが吹っ飛ぶ。

稽古場の近くにたいやき屋ができていた。
看板に出ていて気になった「うふクリーム」のたい焼きは売り切れてなかった。
閉店間際のたい焼きは すこしパサついて しけた感じと しけた天気が
ちょうどよかった ことにした。
[PR]
by bontama | 2008-11-09 01:30 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

むすびと旅行

毎年この時期はむすびの1泊旅行がある。

毎月1500円をがんばって積立したみんなの気持ちに応えるべく
幹事であるぼんたまは 人ごみを避け お決まりコースを避け
おじいさんたちがなるべく懐かしくて癒されるスポットを探す。

年々人は歳をとる。
お年寄りを身近で見ていると そのことがよくよくわかる。
歩く距離 歩く速さ あれこれ見て歩く気力
お年寄りのそれは特に 毎年同じではないことを。

大阪から2時間以内で行けるところ 滋賀の醒ヶ井(さめがい)に決まった。
米原から1駅のところ。
家々の前を流れる澄んだ水路が今も生活に使われている宿場町。
夏にはバイカモという水草が可憐な白い花をつけるという。
水のきれいなところ というのは魅力的で前から気になっていた町。

民宿で素朴な川魚や山草をいただき 朝の冷たい空気を肺に入れて
次の日は近江八幡で 山の上から昔の街並みを見下ろしたり
手漕ぎの舟に乗って 人工建造物のないヨシの湖をめぐったりした。

出会わなければ全く他人のおじさんたちと
同行を申し出てくださった女性と
ぎこちなくも 遠慮のない あたたかい時間があって
一緒にいる ということが ひとり ではないことをかみしめた。

ひとりのおじさんの入れ歯を洗いながら
歳をとる ことを考えていた。

みじめか 悲しいか 汚いか?

避けられない加齢だけど こうして一緒にいたいと思えるほど
かわいい年寄りになればいい。
認めて 受け入れた人の勇気は 歳を経るごとに輝いて
暗い世の中を照らす光になる。

そうしてみんなが大事にされるお年寄りになれますように。
[PR]
by bontama | 2008-11-04 21:05 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

ぽかぽか秋晴れ

釜ヶ崎のおっちゃんたちが守っている畑の作業日。

蕪(かぶ)が食べごろで 白い丸い蕪が
コロコロとかわいい。

11月だというのに暑くてうだる農作業。
奈良のこどもたちとの畑はきゃあきゃあ賑やかだけど
おっちゃんたちは黙々とやること。

昨日の日舞の稽古で体が筋肉痛で
朝 このまま天王寺辺りでお茶でもして帰ろうかなんて
軟弱な気持ちになっていたのに
やっぱり体動かしてよかった。汗かいてよかった。

帰って うつぶせで体を休めていると 回復したネコのすごろくが
背中にのってきた。ふたりともくっついてあったかい。
適度な重みが気持よくて
明日からのむすびの旅行の準備や 送らなければいけないデータのことは
すっかり無視して 目をとぢる。

ネコといると ゆったり時間が流れる。
[PR]
by bontama | 2008-11-02 20:29 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)


生き方と自然のつながりを考えるぼんたまの日記
カテゴリ
最新のコメント
以前の記事
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧