梵玉日記



カテゴリ:梵玉日記( 1321 )


花とおじさんと

むすびのおじさんたちと桜の通りぬけを見に行った。

最終日とあって 通りにはすごいひと
野暮な警備のメガホンが
「はい~ 立ち止まらないで~ 写真撮影はやめてください」
と吠えるが 人々はお構いなしに 花を楽しんでいた。

単身でコンクリート色の街に暮らすおじさんたち。
桜のピンクのなかで やわらかい表情をしていた。
春がここに来ている そう感じながら。

行き帰りの道中 スイスイと地下鉄の乗り換え
乗る車両の選択 正しいおじさんがいる。
「ホームレスしておったとき 地下鉄はくまなく知り尽くしてまっせ」
屋根のある場所・地下鉄は 最大の居場所 避難場所だったらしい。
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by bontama | 2006-04-18 23:39 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

着物をほどく

友人から 彼女のお父様の着物をいただいた。

その中でも残念ながら長年のシミがでてしまったものを
再利用できないかと ほどいてみた。

着物をほどくと 時代もほどける。
昔のにおいや お針子さんの縫い目 布の裁ちあと 生活の名残
一枚の着物は 再び5枚ぐらいの四角い反物になってしまった。

昔の人はこれを仕立て変え 寝巻きにしたり 最後は雑巾となるまで
使い切ったらしい。
縫い物の才覚のないボンタマだが 物を大切にするココロは
忘れまいと 布の行く末を模索中である。
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by bontama | 2006-04-16 10:39 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

くもり猫

ぐずぐすと曇る空に いつまでも憂鬱になってはいられないと
元気をだして 仕事した帰り道。

まだ水の入っていない田んぼで 遊んでいる猫に遭遇した。
猫もいつまでもじっとしていられない でも何をしていいかわからない。
といった様子で 私と目が合うと気まずそうに
逃げようか 動かずにいようか 考えているようだった。

桜も散り始め 気もそぞろな日々
あついお茶と のんびりタイムでまどろんでいると
いろんな人の顔を思い出す。
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by bontama | 2006-04-14 22:20 | 梵玉日記 | Trackback(1) | Comments(1)

いい湯だな

風邪をひきそうになっているのか
胃痛と腸の不具合 のどの痛みでさえない1日。

ぐずつく空模様と相まって 家で憂鬱に過ごした。
着物の襦袢に木綿の半襟をつけて 気分だけでもさっぱりとする。

広いお風呂にはいりたくて
夜 近所のスーパー銭湯に出かける。
夜でもたくさん人がいて 女たちは無言で
一日の疲れを肩まで湯に浸かるのであった。

働いた人 これから遊びに行く人 これから寝る人
知らない人たちと お湯を分かち合い
それぞれに ほっとする。

こんな入浴の習慣のある国を ありがたく思う。
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by bontama | 2006-04-12 23:03 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

春の芽

ひさびさに会う友人と 食事をした。

待ち合わせまでの間 夕暮れの公園を通っていく。
大阪市内の桜は 早いものは散って葉が出ていた。

“ヤマボウシ”と看板をつけられた木があって
春のノスタルジックな夜に伸びていく枝の先に 毛に覆われた小さな芽が。
ぐんぐん伸びて 葉を出した頃 また見に来ようと思う。
社会の疲れは 生命のカガヤキによって癒されよう。

今日仕事を辞めたという友人は 片隅にちょっと疲れを感じながらも
顔は晴れやかだった。新たな生活に 期待と不安を寄せていた。

「どうにかして 生きていけばいい」 
そこに誇りと やさしさ 正直な感性があるなら。
話はそんな結論になって わたしたちは別れた。

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by bontama | 2006-04-07 23:10 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

サクラガサイタ

サイタ サイタ サクラガサイタ

78歳のおじいさんが花見に行って ふと 思い出したそうだ。

これは尋常小学校1年生の国語の教科書の冒頭にでてきた文章だそうだが
70年以上の時を超えて おじいさんの頭の片隅に息づいていたコトバ
それが ふいに口をついて出てきたという。

長い長い人生の 片隅に たくさんの美しいものや やさしい言葉を
無意識の中で思い出しながら 人間は生きていくのかもしれない。
そう思うと わたしもこの言葉をどこかに刻みつけて
人生のどこかで思い出すのかもしれないな と思い
さみしいような うれしいような気持ちになった。
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by bontama | 2006-04-06 22:56 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

人間のにおい

着物を着て歩いていると
すれ違ったお姉さんが
「これどないして着てるのん?」
「私も着たいと思ってんねん」
と わたしの羽織をひっくり返したりしながら
感心している。釜ヶ崎で昼はお弁当屋2件と
夜は飲み屋をやっているらしい。

働き者の彼女の くったくのない表情に
ホッとした。
「今度飲みにおいでよ。」自分の店の方を指差すと
そう言い残して 自転車でパッと消えた。

昔 無声映画の弁士をやっていて
今は野宿をしているというおじいさん。

いろいろな いろいろな人に出会った1日。
人間のにおいに 夜道を歩きながら何かが込みあげた。

元上司にも「ぼんたま見てるで~」といわれた。
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by bontama | 2006-04-04 22:26 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

ねこ会議

桜を見ようと思って 公園で足を止めた。

すると 駐車場では猫会議が開催されていた。
おおよそ 7匹と眠っている猫が1匹。ごろごろ寝転んだり
じゃれ合って 午後を貪っていた。

近づくと猫たちは逃げもせず とかいって触らせてくれそうな感じもない。
「餌をちょうだい。ないならあっちいって!」
そういう風な態度で こちらに近づいて来ても 手を伸ばせば逃げていく。
半野良(はんのら)なのだ。

猫人間ぼんたまはすっかり猫たちに魅入られ
桜のことは忘れてしまったのであった。
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by bontama | 2006-04-03 21:59 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

すっきりな目

早いうちに病院に行ってよかった。
ひどかった結膜炎は 目薬によってすでに完治した。

こんなものにかかるなんて
体力 気力 なんかが 減退していたのだろう。

桜は中途半端だし 雨は降るし
家で宿題かたづける。

少しづつでも何かやる。 続けることで 何かになる。
日舞だって5年目に入った。何にもなってはいないけれど。

投げ出すとき 投げ出さないとき
見極めるのは いつも 自分。
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by bontama | 2006-04-02 10:21 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)

たんぽぽ

春の土手で初老の夫婦が何やら摘んでいた。

何をお探しですか?

タンポポだよ。今頃の若い葉をネ。食べられるんだよ。

当たり前じゃん という顔をして夫婦は答えた。
てんぷら おひたし・・・
春の苦い草には 春に必要な滋養に満ちた栄養が詰まっているに
違いない。

今日は旧暦の3月1日。1-3月が春 4-6月が夏 7-9月が秋 10-12月が冬
と分かれている旧暦では 3月は春の終焉だね。

春の草花を摘みに行きたいなー と思ったぼんたまでした。
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by bontama | 2006-03-29 15:58 | 梵玉日記 | Trackback | Comments(0)


生き方と自然のつながりを考えるぼんたまの日記
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