釜ヶ崎・三角公園で年に一度
淀川工科高校の吹奏楽コンサートが催される。
演奏も見事ながら
ステージの演奏者と 客席のおっちゃんたちが
これほどにぴったりと息を合わせて
空間をつくりだすのもすごくて
この風景も見たさに今年もでかけた。
隣にはむすびのおじさんたちや
ココルームのみなさんや
今年出会ったひとたちがいて
あぁ 今年もみんなと乗り越えたんだなぁと ひしひしと。
曲は懐メロ中心のメドレー。
「あー 昔のこと思い出した」と涙ぐむむすびの中井さん。
曲に合わせて指揮者の気分を味わっていた浅田さんは
最後にひときわ伸びあがってから 着地で フィニッシュ。
土埃舞う公園での吹奏楽はノスタルジック。
気がつくと倒れそうなぐらい おなかがすいていた。
8月に自然農実践者の福岡正信さんが亡くなったと新聞が報じていた。
オーストラリアに滞在していたとき 現地の人に
「フクオカを知らないのか?」と驚かれ あわてて読んだ
「わら一本の革命」。
ぽろぽろと崩れた少しばかりの「人間の傲慢」。
偏屈じじいを貫いた彼の人生に拍手を送る。