奈良の畑の日。
こどもたちはほとんどお休みだったので
大人たちで草取りの日。
草とりは地味でしんどい仕事だけど
土に汗をぽたぽた落としながら
畑は自然と人の手の合作芸術作品のように
野菜と草と土で彩られた。
畑って 命の源なんだなぁ と
神聖な雰囲気さえ感じる。
トウモロコシを剥いでみたら 大きなイモムシが先客でいた。
イモムシが食べているトウモロコシだから
一番熟れて食べごろのものなのかもしれない。
畑にある研究室では チーズづくりの第一人者みたいなおじいちゃんが
シャツ1枚に汗をかきながら チーズの発酵を見守っていて
いろいろ説明してくれたのだが
なんせ時間と自費を費やして 地味な作業を根気強くやっている
このおじいちゃんの情熱に ひたすら感心するほかなかった。
夕方からは日舞で これまた滝のように汗をかいて
昼間の農作業とあいまって
足と腰が 心地よく痛いのだった。