今日はある老人会でむすびの紙芝居公演をした。
突然 主催者が 舞台転換の間日本舞踊を踊ってよ という。
何も準備がないまま 老人たちに同じリズムの手拍子を刻んでもらい
手ぬぐい代わりにタオルを借りて 振りもうろ覚えを思い出すまま をどる。
ぽかーんとしているおじいさん。ニコニコ微笑んで見てくださるおばあさん。
会場にいる人の一瞬が重なったような気がして
緊張も 記憶もとぎれて フッと をどりの世界に没頭した。
帰るとき 自分の履いてきた靴の色を間違えてて 靴がないと おじさんは騒ぐし
わたしはみんなの電車の券を 道にばらまくし
主催者のおじさんは 今朝産まれたというウコッケイの卵を1個ポロンとくれるし
ドタバタで平和で 不思議な日曜日。
なんでもスムーズに行けばいいもんではないなと思った。