忙しい日が続く。
忙しいのはけっこうかもしれないけど
たまにはお散歩でもして お茶を飲んで 本でも読みたい。
やることは増えて来る 収入は減ってくる
そんな人がまわりにも多くて
「つかれた。もう嫌になった」なんて声も聞こえる。
歩を進めるしかないのだろうか。止まったらどうなるのだろう。
次々と越えて行く波の向こうには 果てしなく波が打ち寄せるのだろう。
そして いつか死ぬのに。
西成でむすびのおじさんを探してあるところで待っているとき見た光景。
酔っぱらって 小便をたれ流している人
目がどこを見ているのかわからない人
前後不覚の自分を忘れるために もっと飲む人
目の奥で助けてと訴えている人
自分で選んだ道を進むしかなくて
立ち止まることも実はできないのだと知らされる。
時間はむごい。
落ち葉がからからと舞って 砕けて土の滋養になる季節。
最近 あまり秋をさみしいと思わなくなった。