体がギシギシいうので 奈良に念力治療に行ったのに
施術は週1回になったらしく シャッターが下りていた。
ざんねーん…
そのままテクテク歩いて いつもハガキや便せんを買うお店に行った。
本当は書道の道具屋さんなのだけど おばちゃんがかわいくて
そして とても能率の悪いお店なので 何度も確認がてら行ってしまう。
ハガキのセットを3つ買うと
おばちゃんはひとつひとつ チラシを丁寧に切ったメモ紙に
手書きで商品名と値段を書き込んでいく。
そして何度も電卓を叩いて 金額を確認する。
レシートはいりますか というので いりません というと
じゃあ と さっきの手書きの計算書をくれた。
そこまでも けっこう時間がかかったのだけど
「ちょっと待っててね包むから」とおばちゃん。
包まなくてもそのままで って言いかけたら
「おいしいほうじ茶飲んで待っててね」と うれしいサービスがあったので
待ちながら お茶をいただくことにした。
上品な湯のみと茶卓に乗って 熱々のほうじ茶がでてくる。
わたしも夏でも暑いお茶が好きなんです とか
おばちゃんとポツポツお話したりして
合理主義にかぶれた店では こんな平和や満足感は生み出せまい
と思った。
焦ったところで 人はいつか死ぬもの。
自分が追いつけるスピードで 生きたらいいのだと
おばちゃんにはいつも教えられる。